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花き地方市場を結集してEC化
「花きネット」が本格稼動へ向け始動

 準大手および中堅花き市場が連合して、インターネット上での取引きを行うためのインフラ・サービスを提供する「花きネット」が、この春の本格稼動に向けて動き出した。

 花き流通業界では、昨年7月からの大田市場を始めいくつかのネット取引(EC)システムが稼動しているが、一部大手のEC化で地方市場との格差が広がり、需給のアンバランスがさらに拡大するおそれがあるとみられている。しかも、地方市場がこれに対抗して単独でシステムを構築することは、収益力が低いなどの問題があって困難な状況にある。「花きネット」は、こうした地方市場がBtoB型(企業間取引)ECを行う共通の場(ポータルサイト)を提供することで、花き流通の合理化と消費拡大をはかろうというもの。

 このネットに参加する市場は、まず自らのホームページ(HP)を開設し、そこに入荷状況、市況情報などを掲示する。基本的な取引形態は、まず各市場に登録されている買参人が、この情報にもとづいてネット上で注文を出す「市場−買参人取引」。そして、このネットに参加している市場同士が取引きを行う「市場間取引」だ。いずれはこれに産地が参加する「産地−市場間取引」が加わる予定だ。

 市場がこのネットに参加するメリットは、@単独で構築するのに比べて初期投資が抑制できる。A既存取引のASP化(運営委託)ができ運営コストを抑えられる。Bネット参加者の入荷情報が検索でき、仕入・調達先が拡大できる。C入荷情報の公開で販売先が拡大できる、ことをあげている。
 買参人のメリットとしては、@登録している市場を介して幅広く商品調達ができる。A市況情報を参考にした仕入計画がたてられる。B24時間、常時検索・発注できるので、時間にとらわれない取引が可能になる。C産地出荷情報が早期に入手できる、としている。

 花きネット鰍ヘ昨年10月に設立されたが、現在までに15市場が参加を決定。ポータルサイト(検索窓口)となる花きネットのHPもオープン(http://www.kakinet.co.jp)。すでに取引きを開始している市場もあるが、この3月までに50市場の参加を得て、本格的な稼動をしたいと考えている。

問い合わせ先:(株)花きネット TEL:03-5440-2920




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