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ユニオン・カーバイドとの合併で
従業員約4,500名(8%)を削減
―― ダウ・ケミカル ――

 ザ・ダウ・ケミカル・カンパニー(マイケル・D・パーカー社長兼CEO=米国ミシガン州)は5月1日(米国時間)、ユニオン・カーバイド合併後のコスト・人員削減内容を発表した。
 それによると、ダウは1999年8月の合併同意発表時に提示したコスト削減目標額の5億ドルを、大幅に上回る年間11億ドルのコスト削減を2003年の第1四半期までに到達すると見込んでいる。同社によると業務の標準化、組織構造、重複した仕事の廃止、調達の節約及び施設や人員の見直し等がコスト削減効果をもたらすとしている。極めて積極的な目標達成のため、ダウは従業員の約4,500名(8%)を削減する予定。
 この周辺を社長兼最高経営責任者(CEO)のマイケル・D・パーカー氏は、「合併による相乗効果の追求は、株主にとっての価値を創出することであり、極めて重要だ。ダウは従業員に対し、ダウに残る残らないに関わらず、敬意をもって処遇する」、と述べている。同社では、失職する従業員に及ぼす影響を最小限に押さえられるよう革新的な手段を講じていくことにしている。
 さらに、同社では合理化と事業拡大により2002年半ばには、合併効果がキャッシュフローと売上高の増加という形で具体化したい考え。
 2001年4月26日に行った第1四半期報告で同社は、「ダウは合併及び再編に関する特別費用(税引き前)が14億ドルになったことを発表した。この14億ドルには合併作業費、退職金及び重複資産・施設の評価減の計上が含まれている。
 パーカー氏は、「ダウは活力に満ちた会社だ。ダウまたはユニオン・カーバイド単独では成し得ない事業の成長と拡充がこの合併により可能になった」、と語っている。
 2000年のダウ及びユニオン・カーバイドの合算売上高は295億ドル、税・利息前利益31億ドル、資産360億ドルとなっている。
 〈問い合わせ先〉ダウ・ケミカル日本(株) 紀本 電話(03)5460−2201



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