トップページにもどる 農業協同組合新聞 社団法人農協協会 農協・関連企業名鑑


AESの家庭用殺虫剤関連事業を買収
一層効率的な新製品開発を促進

― 住友化学 ―

 住友化学はこのほど、フランスの大手医農薬会社アベンティスの農業化学部門であるアベンティス クロップサイエンスの生活環境事業部門アベンティス エンバイロメンタルサイエンス(以下AES)との間で、AESの家庭用殺虫剤関連事業を買収することで合意した。
 住友化学では、コア事業である家庭用殺虫剤事業が、経済成長の著しいアジア・中南米市場で今後より一層の成長が見込まれることから、海外拠点の強化による競争激化、並びに海外での販売力強化を図ってきている。
 1990年には、中米の蚊取線香製造・販売会社へ資本参加し、また1995年にはマレーシアに研究・開発拠点を設立した。さらに、2000年にはインドのニューケミ・インダストリーズ・グループの殺虫剤原体製造部門を買収して、家庭用殺虫剤原体の製造拠点とするなど販売・開発・製造の各面にわたっての事業強化を積極的に進めている。
 しかしながら、特に中国やインドといった国々でジェネリック(特許切れ後発品)メーカーが相次いで出現し、家庭用殺虫剤事業の競争が激化してきていることも事実。
 この様な状況下、AESは、今後プロフェッショナルブランド事業分野(業務用分野)へ経営資源を集中するという方針のもとに、同社の家庭用殺虫剤関連事業を売却する方針を打ち出した。
 住友化学にとっては、同事業の買収により家庭用殺虫剤の海外事業を一段と強化でき、さらに、新製品の研究開発力を高めることが出来るなど、その戦略的意義は極めて大きい。この様な両社の思惑が一致し、住友化学が同事業を買収することで合意に達した。
 住友化学は、今回の買収により製品群や販売拠点が拡充されるが、さらに一層効率的な新製品の研究開発や技術サービス体制を整え、顧客ニーズに対しより迅速・的確に対応していくことで、コア事業である家庭用殺虫剤事業に求心力を持たせていく。
 今回の買収には、芝・園芸分野など周辺事業も含まれており、その海外展開も強力に実施していく方針。
 なお、アベンティスの農薬事業は、クロップサイエンス、アニマルニュートリション、アニマルヘルスに分かれている。今回は、クロップサイエンス傘下のAESの家庭用殺虫剤事業を買収するもの。



農協・関連企業名鑑 社団法人農協協会 農業協同組合新聞 トップページにもどる

農業協同組合新聞(社団法人農協協会)
webmaster@jacom.or.jp