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残留米ゼロのコンタミ対応「新型精米機」を発表
―東洋精米機製作所―

DCM-75
DCM-75
 (株)東洋精米機製作所(本社=和歌山市・雑賀慶二社長)では、先般の「新型エレコン」に続くコンタミ対応機種第二弾として、残留米ゼロで、糠ホコリが残らず、高歩留り高品質を実現した「新型精米機」DCM−60、同75の2機種を発表した。
 残留米が発生するおもな工程は、精米機、石抜機、搬送機がある。なかでも、最重要工程である精米機は、残留米対策のみならず、歩留りや品質面に対する対策も必要だが、それら全てを満足させる精米機はこれまで存在しなかった。
 同社が開発した「新型精米機」は、それらの用件を満たした最新鋭の精米機だ。すでに木徳九州(株)BG無洗米工場などで稼働しており、その能力も実証されている。
 同社では、今後発表する精米機を順次、コンタミ対応、高歩留り、高品質型に切替えていく予定だ。

 新型精米機の主な特長

最初から最後まで常に所定の白度で排出
写真1 最初から最後まで常に所定の白度で排出
 ◎残留米ゼロ=精米終了時に米粒は機内に一粒も残留しない。従って次のロットの米と混じることがない。また機内の奥まで見ることができるので、残留米がないことを目で確認できる。
 ◎糠ホコリが残留しない精米終了時に機内の米の通過箇所には、糠や塵埃が残留せず、清浄な状態を保つ。その状態をユーザーも確認できる。
 ◎ロットの最初から最後まで白度が一定で、ロス米がない=搗精開始時
最後に残留米や糠粉がエアーで清掃される
写真2 最後に残留米や糠粉がエアーで清掃される
も搗精終了時も、玄米や半搗米が一粒も混入しない。またロットの最初から最後まで所定の白度の精白米に仕上げることができる。従来の精米機ではどうしても発生する最初と最後のロス米が、全く発生しない。 
 ◎高歩留り新型精米機は、独自の精白機構により米粒の脱芽率が良く、米粒の凹部である縦溝の除糠率が優れているため、搗き過ぎが極めて少なく、最高水準の高歩留りを実現した。
 ◎濁度が低い精白米になる独自の除糠機構により米粒の付着
終了後は内部は掃き清めた状態に
写真3 終了後は内部は掃き清めた状態に
糠や遊離糠の発生が極めて少なく、同機で搗精された精白米は、濁度を測定すると最低水準の濁度値となる。
 ◎搗精度が一定している=同機は独自の自動圧力機構により、搗精度の一貫性が保てる。これにより、オペレーターの負担も軽減するなど。
 
 新型精米機DCM−75(4.5t/h)・DCM−60(3.6t/h)の価格は共に924万円(税別工場出し価格)。9月1日より全国発売される。 (2003.9.5)

 

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