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中国へのネギ種子輸出量減る
−−昨年より7トンの減 (6/14)

 輸入野菜急増への対応策のひとつとして、(社)日本種苗協会は、この3月に業界として、国内産地に打撃を与えないよう産地と競合する種子の輸出自粛などを決め、その対応強化のために輸出ネギ種子協議会を設置しているが、このほど同協会のまとめでネギ種子の中国への輸出量が大幅に減っていることが分かった。

 それによると昨年1月から5月までの輸出量は9.1トンだったの対し、今年の同時期では2.2トンにまで減少している。ネギ種子の輸出量は平成10年では4トンだったが、11年に13トン、昨年は10月までで15トンと急増していた。この間のネギ輸入量は、10年7000トン、11年2万1000トンで、12年には3万7000トンとなった。

 (社)日本種苗協会によるとネギの種子は10a当たり通常250g播種するという。農水省は種子1トンからのネギ生産量は1万トンとしている。このため2.2トンの輸出種子からは約2万トンのネギが生産できる計算になるが、商品化率を考慮するとそのまま出荷量になるわけではない。一方、中国のネギ種子は自家採取のほか韓国からも供給されているため、日本からの輸出減が生産にどう影響するかは分からないという。

 
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