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全農が7〜9月期の配合飼料価格据え置き

 JA全農は6月22日、経済連などに供給する7〜9月期の配合飼料価格を据え置くと発表した。1トン3万4500円(全国・全畜種総平均)前後となる見通し。
 これは6月末まで1年間の平均価格を1000円程度上回るため、全農は(社)全国配合飼料供給安定基金の補てんを要請した。
 今期(4〜6月)の補てん額は1200円だったので、畜産農家負担は実質200円増える見込みだが、補てん金額は27日の同基金理事会で決める。
 据え置きは1年ぶりだ。主原料トウモロコシのシカゴ相場は、輸出の伸び悩みで米国の在庫率が上昇したことなどから弱含みだったが、為替が円安に動いて、相殺のかたちとなった。
 今後の相場は▽米国中西部で天候不安の懸念があり▽米国内需が最高水準にあることなどから、全農は底固い展開を想定している。
 大豆かすは南米の大豊作や、狂牛病と口蹄疫による飼料需要の減退で軟調が続いたが、今後は円安で、やや強含みとみた。
 海上運賃は強含みの基調が今後一服すると予想。
 なお配合飼料安定基金は全農や指定飼料会社の製品価格の変動による畜産農家の損失を補てんする制度。通常補てんのほかに異常補てんもある。

 
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