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12年産野菜は作付面積、収穫量とも前年比減少−−農水省(6/20)
 農水省統計情報部は6月20日、「平成12年産野菜の作付面積、収穫量、出荷量」を発表した。それによると、作付面積は、53万9,600haで、前年産に比べ1万3,600ha(2%)減少した。これは根菜類、果菜類、豆類等、果実的野菜、ばれいしょが減少したため。
 収穫量は、1,566万6,000tで、前年産に比べ16万3,000t(1%)減少した。出荷量は、1,269万7,000tで、前年産に比べて10万7,000t(1%)減少した。これは、果菜類が増加したものの、根菜類、葉茎菜類、果実的野菜、ばれいしょが減少したため。各種類別動向は次のとおり。
 1、根菜類−−
 作付面積は11万7,500haで、前年産に比べ4,300ha(4%)減少した。これは、だいこん、さといも等が生産者の労働力不足等により減少したため。収穫量は344万tで、前年産に比べ8万3,000t(2%)減少した。やまいも及びかぶがおおむね天候に恵まれ、根部の肥大が良好となったことから増加したものの、だいこん、さといも等が作付面積の減少等で減少したため。
 出荷量は266万4,000tで、前年産に比べ5万t(2%)減少した。
 2、葉茎菜類−−
 作付面積は13万7,000haで、前年産に比べ1,500ha(1%)減少した。はくさい、ねぎ等が前年産の市場価格の低迷等で減少したため。収穫量は458万8,000tで、前年産に比べ3万3,000t(1%)減少した。たまねぎ、ねぎがおおむね天候に恵まれ生育が順調で増加したものの、はくさいが作付面積の減少、ほうれんそうが日照不足等の影響で減少したため。
 出荷量は374万6,000tで、前年産に比べ2万3,000t(1%)減少した。
 3、洋菜類−−
 作付面積は3万2,300haで前年産並みとなった。これはレタス、ブロッコリー等が前年産並みとなったため。収穫量は、69万2,200tで前年産並みとなった。このうちセルリーはおおむね天候に恵まれ茎葉の伸長が良好となったことから増加し、ブロッコリーは日照不足の影響により、カリフラワーは作付面積の減少により、ともに減少した。
 出荷量は63万tで前年産に比べ3,900t(1%)増加した。
 4、ばれいしょ−−
 作付面積は9万4,600haで、前年産に比べ3,100ha(3%)減少した。生産者の労働力不足や加工品向けの作付けが減少したため。収穫量は289万9,000tで、前年産に比べ6万4,000t(2%)減少した。これは作付面積が減少したため。
 出荷量は231万4,000tで、前年産に比べ5万5,000t(2%)減少した。

 
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