農政ニュース／ＪＡＣＯＭ

　ＪＡ共済連（新井昌一会長）は12月2日からインターネットを利用した建物更生共済の掛金試算サービスを始めた。
　同共済連はＪＡ共済の利用者サービスを拡充し、昨年9月からインターネットを利用したサービス「ＪＡ共済ｅサービス」をスタートさせ、当初は「自動車共済」の掛金試算サービス、今年4月からは「がん共済」の掛金試算サービスを提供してきている。同サービスの利用状況・アクセス数は、14年10月時点で自動車共済が9万9982件（月に約1万4283件）、がん共済が2万1629件（同約3089件）となっている。中でも複数回利用・継続利用の割合が約2割と高くなっており、インターネットサービスとしての機能が重視されている。
　今回、掛金試算サービスをする建物更生共済は、火災はもちろん、地震・風水害などの自然災害保障に加え、満期時には満期共済金、保障も時価額ではなく再取得価額で行う、保障と貯蓄性を兼ね備えたＪＡ独自の共済。今年10月末現在の契約件数は約1420万件となっている。

　建物更生共済掛金試算サービスの概要
１．内容―(１)掛金試算機能＝建物及び家財について新契約の掛金試算ができる。ただし、建物は専用住宅（倉庫や店舗などではない一般住宅）に限る）。
２．その他機能―(１)建物更生共済商品の概要＝保障内容などの商品概要、(２)建物更生共済用語集＝50音別に建物更生共済に関係する用語を解説、(３)今月のレシピ＝料理研究家・有元葉子さんの料理のレシピを毎月紹介、(４)ネットで投票＝住まいの住宅についてのアンケート診断機能。建物保険（共済）や防災対策について、投票されたアンケート結果に基づく状況をグラフ表示する。