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アグリビジネス業界ニュース

植物バイオ分野で提携 多収量・耐性作物開発へ
《BASF・モンサント》

 BASF(本社:ドイツ ルートヴィヒスハーフェン)とモンサント(同:米国ミズーリ州セントルイス)はこのほど、植物バイオテクノロジー分野での共同研究開発(R&D)と商業化に向けた長期的な提携を行った。
 提携では、多収量作物や干ばつなど悪条件に対する耐性を強めた作物の開発に重点が置かれており、既に両社は約15億ドル(12億ユーロ)の共同予算を計上、トウモロコシ、大豆、ワタおよびナタネについて多収量かつストレス耐性をもつ形質の実現を目指し、専用の開発パイプラインに投資する。
 最初の開発製品は、5年以内の商業化を目指しており、利益配分はモンサント60%、BASF40%となっている。
 なお、両社は今回の提携以外にも大豆におけるダイシストセンチュウの防除法でも提携に着手している。

(2007.4.4)


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