農業協同組合新聞 JACOM
   
アグリビジネス話題の製品

シリーズ(1)
「草刈り革命」
『うね草取りまー』、『うね草取りまー・ミニ』

《アイデック》



 (株)アイデック(伊東一夫社長、本社:兵庫県加西市)は1994(平成6)年7月、伊東電機(株)の園芸機器製品販売関連会社として設立され、以来、地球温暖化対策などに象徴される「地球環境整備」に貢献している。
 親会社である伊東電機(株)(前身は、1946年2月創業のイトウ電機工業所)の研究開発理念は、世界最高水準をゆく「品質への挑戦」。世界に先駆けて開発したコンベア駆動用モータローラ「パワーモーラ」は、搬送装置として革命を巻き起こした。
 最近ではDCブラシレスモータをはじめ、ハイレベルな多機能製品を開発しFA(ファクトリー・オートメーション)、AA(アグリカルチャー・オートメーション)およびHA(ホーム・オートメーション)の分野で活躍している。
 (株)アイデックはAA(園芸機器製品の省力・自動化)を担い、モータ技術を活かし園芸機器分野における「安全・安心な作業」に貢献している。アイテム数は、約20数種類におよぶ。
 そこで、本紙では同社の主力製品の概要を3回シリーズで掲載することにした。1回目の今回は、新製品を加えた「うね草取りまー」の2製品。ポジティブリスト対応製品としても期待される。

◆次世代型刈払機用アタッチの「うね草取りまー」

(上)次世代型刈払機用アタッチメントの『うね草取りまー』・(下)『うね草取りまー・ミニ』
(上)次世代型刈払機用アタッチメントの『うね草取りまー』・(下)『うね草取りまー・ミニ』

 『うね草取りまー』は遠心式草取りカッターで、同社の独自な発想と極めて高度な独自技術が生みだした次世代型刈払機用アタッチメントに位置づけられる。2005年春からの発売。
 現状の草削り・草抜き作業は鎌や鍬などによる手作業が多く、腰をかがめての作業は身体的に大きな負担となっており、さらに時間と労力が必要とされている。これらの問題解決に向け、安全な作業を確保し、より効率的な除草作業を実現するための刈払機用アタッチメントが『うね草取りまー』だ。
 市販のほとんどの刈払機に取り付けられる汎用性が大きな魅力となっているが、立ったままでの除草作業を可能としたことで省力化を実現し、さらに、雑草を根元から引き抜き粉砕することから雑草の発生抑制、刈り草の減容効果なども生まれ集草の手間が省ける。
 また、刃部はカバーで覆われており石や土などの飛散が抑制され、大型機械では困難な樹木・株間・花壇周りなどの除草が安心して行えることも大きな特長となっている。推奨刈払機エンジン排気量25cc以上、価格39,900円(税込)。
 同社ではこのほど、好評を博している『うね草取りまー』にミニタイプの『うね草取りまー・ミニ』を加えた。刈り幅80mm、重量1.5kg(既存タイプは170mm、2.1kg)とコンパクトサイズで、より狭い株間や果樹周りなどの草抜き作業、花壇の除草作業に新境地をもたらした。刃数が少ないことから抵抗が小さく取り回しが良い。推奨刈払機エンジン排気量23cc以上、価格29,400円(税込)。
 5月29日、残留農薬のポジティブリスト制度が導入されドリフト(飛散)対策が進められている。本アタッチメント装着による総合防除によって、農薬費用の軽減などをはかることができることから期待される。
 〈問い合わせ先
  〒675−2302 兵庫県加西市北条町栗田182 (株)アイデック 営業部
  電話 0790(42)6688 FAX 0790(42)6633 URL http://www.idech.co.jp

(2006.10.26)


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