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日産化学に排除措置命令「行動指針の作成」など −公取委 (5/22)


 公正取引委員会は5月22日、茎葉処理除草剤「ラウンドアップハイロード」の販売をめぐり、ホームセンター向けなどの小売価格を不当に拘束したとして、同剤を販売する日産化学工業(株)(藤本修一郎社長、本社:東京都千代田区)に対して独占禁止法違反(不公正な取引方法)で排除措置命令を行った。
 公正取引委員会によると、同社は茎葉処理除草剤「ラウンドアップハイロード」500ミリリットル入りボトル、5リットル入りボトルおよび500ミリリットル入りボトル3本パックの供給において、農薬卸売業者を通じてホームセンターなど小売店に希望小売価格での販売を要請。これに従わない場合は、出荷の停止や数量の制限を行っていた。
 同社は今後、独占禁止法遵守に向けた「行動指針」の作成、同法に関する研修および法務担当者による「定期的な監査」を実施するための措置を講じなければならない。
 【日産化学工業(株)のコメント】排除措置命令を重く受け止めると同時に、法令遵守のための諸施策を実施し、再発防止に努め信頼の回復に全力で取り組む。

(2006.5.23)



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