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福島、山田両氏で予備投票
来夏の参院選推薦候補者選出 −全国農政連 (5/12) 


推薦候補者選出について説明する川井田会長
推薦候補者選出について
説明する川井田会長

 全国農業者農政運動組織連盟は5月12日、虎ノ門パストラルで記者会見を開き来年夏に行われる参議院全国比例区選挙に向け、組織推薦候補選出にあたって今後のすすめ方を発表した。
 推薦候補者の決定、推薦の経過等を透明で公平なものにすると同時に、農政運動組織、JAグループ関係者の一人ひとりが「自らの候補者を自ら選び、自分たちの仲間」だということを自覚することが大切だとの認識から、推薦候補者の選定については、3月に行われた推薦候補者選定委員会において『推薦候補者選定要項』を定め各県農政運動組織、JA中央会から候補者を推薦してもらう形で進めてきた。4月20日の締切までに福島啓史郎氏、山田俊男氏の2名の推薦があったため、12日〜22日まで予備投票を実施し、23日に行われる第4回選定委員会で予備投票の結果を踏まえ推薦候補者を決定する。
 予備投票は、▽都道府県農政運動組織の代表者(47名)、▽都道府県農協中央会の代表者(47名)、▽全国農政連およびJA全国機関の代表者(9名)、▽全青協・全国女性協の代表者および理事(15名)、▽JA組合長(195名)により郵送で行われる。なお、投票権有資格者のうち兼職している人については、それぞれの団体の代表者として複数の投票権がある。
 今回の予備選について川井田会長が「前回までは全国段階で推薦候補者を決め、各県にお願いして選挙を行ってきており、選定が不透明との声があった。JAグループとして一丸となって取り組めない弱さもあった。透明・公平で誰にも分かるかたちで推薦候補者を決める事が大切で、今回初めて県から推薦をもらった」と、初めての予備選挙に至る経緯を説明した。福島啓史郎氏は7県から、山田俊男氏は10県から推薦があった。2候補者の略歴は以下の通り。

☆福島啓史郎氏
昭和21年3月生まれ、東大法学部卒。昭和43年農林水産省入省、畜産局審議官・林野庁次長・食品流通局長を歴任。平成13年7月参議院議員当選、現在に至る

☆山田俊男氏
昭和21年11月生まれ、早大政経学部卒。昭和44年JA全中入会、組織経営部長・農業対策部長・常務理事・専務理事、現在に至る

(2006.5.15)



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