農業協同組合新聞 JACOM
   
農政.農協ニュース

17年のブロイラーなど食鳥処理量が前年より3%増加
1戸当たりブロイラー出荷羽数は7%増
−17年食鳥流通統計調査 (5/24)


 17年の食鳥処理量は16年に比べて3%増加、1戸当たりブロイラー出荷羽数は7%増加していることが、農水省「平成17年食鳥流通統計調査」で分かった。
 これによると、17年の全国の食鳥処理羽数は、7億711万羽・処理重量は189万578トンで、16年よりも3%増加している。そのうち、食鳥出荷量の大半を占めるブロイラーの処理羽数は、6億690万羽・170万2001トンと16年に比べ3%増加している。都道府県別に見ると出荷羽数の割合は、鹿児島県が19%ともっとも多く、次いで宮崎県18%、岩手県15%となっている。また、出荷重量割合では、宮崎県が19%、鹿児島県17%、岩手県15%となっている。出荷羽数・重量ともに、この3県で全国の5割以上を占めている。
 ブロイラーの年間出荷戸数は3120戸で16年の3240戸から4%減少したが、1戸当たり出荷羽数は18万2000羽から19万5000羽と7%増加している。これを規模別に見ると、年間30万万羽以上出荷する層は全体の12%だが、出荷羽数全体の46%と5割近くを占めている。
 また、この調査報告によると、18年2月1日現在のブロイラー飼養戸数は2593戸と前年の2652戸から2%減少し、飼養羽数は、前年の1億252万羽から1億424万羽と2%増加した。この結果、1戸当たり飼養羽数は3万8700羽から4万200羽と4%増加しており、ブロイラー業界の大規模化が進んでいることが読み取れる。

(2006.5.25)

 

 

社団法人 農協協会
 
〒103-0013 東京都中央区日本橋人形町3-1-15 藤野ビル Tel. 03-3639-1121 Fax. 03-3639-1120 info@jacom.or.jp
Copyright ( C ) 2000-2004 Nokyokyokai All Rights Reserved. 当サイト上のすべてのコンテンツの無断転載を禁じます。