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平成19年産てんさいの収穫量前年比10%増 −農水省統計部


 農水省はこのほど平成19年産てんさいの作付面積、収穫量調査結果を公表した。作付面積は6万6600haで、前年産に比べ800ha(前年産対比1%)減少した。輪作体系の中で他作物へ転換したため。
 収穫量は429万7000tで、前年産に比べ37万4000t(同10%)増えた。7月の低温・少雨により生育が抑制されたものの、8月の多照により生育が回復したうえ、9月上旬の降雨により根部の肥大が進んだことにより、10a当たり収量が6450kgとなり、前年産を630kg(同11%)上回った。
 てんさいはさとうきび(産地は沖縄)とともに国産砂糖の原料となる。生産地は北海道のみ。水田・畑作経営所得安定対策(品目横断的経営安定対策)では、平成27年度のてんさいの生産努力目標を需要動向に応じ作付面積6万6000ha、収穫量366万tとしているが、これに対する19年産の実績は作付面積102%、収穫量117%だった。

(2008.2.20)

 

 

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