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【片倉チッカリン】
当期純利益は前期比23.1%増

収益力の向上にいっそう注力

 片倉チッカリン(株)(中川敏夫社長、本社:東京都千代田区)は5月15日、『平成...

 片倉チッカリン(株)(中川敏夫社長、本社:東京都千代田区)は5月15日、『平成20年3月期決算短信(連結)』を公表した。
 同社グループの主力事業である肥料業界を取巻く環境は中国、インドなどでの食料需要の拡大に加え、バイオ燃料の増産による穀物の需要増、原料産出国の資源ナショナリズムの台頭により、肥料原料価格はかつてない高騰を続け、原油の高止まりによる燃料、包装資材、輸送費などの高騰も加わり、平成19肥料年度の製品価格が4年連続で値上げされた。
 いっぽう、国内の肥料需要は、農家の高齢化と作付面積の減少、生産資材費低減策、減肥政策などにより、依然として減少傾向が続いている。
 このような背景のもと、同社グループは中期3か年計画『Shine(シャイン)2008』にもとづき、肥料事業においては「安全・安心・良食味」の農産物生産に適した有機関連製品を中心に、消費者ニーズにキメ細かく対応した生販一貫体制の構築をいっそう進め、収益力の向上に注力した。
 これらの結果、売上高は216億9500万円(前期比0.9%減)、営業利益4億500万円(同27.3%増)、経常利益4億3300万円(同23.2%増)、当期純利益2億7100万円(同23.1%増)となった。 

(2008.05.26)