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【サカタのタネ】
「シュウメイギク」って、キクですか?

コンパクトサイズへの改良で楽しみ倍増

今年も元気な『園芸通信』  (株)サカタのタネ(坂田宏社長、本社:横浜市都筑区...

今年も元気な『園芸通信』
今年も元気な『園芸通信』

 (株)サカタのタネ(坂田宏社長、本社:横浜市都筑区)が友の会会員向けに発行している『園芸通信』1月号では、『コンパクトサイズ登場でデザインが広がる 矢祭園芸のシュウメイギク〜秋明菊〜』を特集した。「キク」とは、思えませんが?
 改良を行ったのは、福島県・矢祭町の(有)矢祭園芸。「花の美しさをもっと間近で見て欲しい、その思いがコンパクトサイズへの改良につながった」というのは、同園芸代表の金澤美浩さん。育種、生産、販売を手掛け、次世代を担う若者たちの教育に力を入れ、研修生も受け入れている。
 従来のシュウメイギクは、60〜120cmくらいの大型品種が主流だった。生長抑制剤で高さを低く抑えたものもあるが、地面におろすと元の性質がでて、草丈が高く育ってしまいがちだった。
 矢祭園芸のシュウメイギクは、30〜60cm余り。品種改良によって植物の性質として草丈が低くなっていることから、地面におろしても急に高く生長することもない。花壇の手前への配置で、秋の花壇の主役に抜擢することも可能であり、さらに、秋の草花と鉢に寄せ玄関やベランダなどに飾ることができる。
 2つのシリーズがあり、最初に開発したシリーズは「葵祭り」、「花笠祭り」、「うねめ祭り」、「祇園祭り」、「ねぶた祭り」の祭りシリーズ。次のシリーズは、金澤さんとサカタのタネのスタッフで「星娘」、「桜娘」、「華娘」と娘シリーズとした。
 『園芸通信』への問い合わせは、サカタのタネ 通信販売部 電話(045)945−8824まで。

(2009.01.13)