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【農薬工業会】
価格改定の影響反映した出荷実績  農薬工業会

除草剤は概ね顕著に推移

 農薬工業会(大内脩吉会長、本部:東京・室町)はこのほど、「平成21農薬年度5月末出荷概況」をまとめた。金額で前年比103.6%の数値となったが、数量では95.1%。昨年末の価格改定の影響を反映したものとなった。
 

08年の最終値と09年の月別推移 平成21農薬年度5月末の累計出荷実績は、金額で103.6%(2682億円、前年比94.1億円増)、数量で95.1%(15万5000t、同8000t減)となっている。
 これを使用分野別に見ると、金額では水稲103.9%、野菜畑作105.2%とやや増加、果樹、その他の分野で前年並みとなった。数量では水稲、果樹、野菜畑作、その他の分野で全般的にやや?かなり(93.1%?96.7%の幅)減少した。
 また、種類別では、金額の除草剤107.1%の顕著な動きが特筆できる。新規剤の市場投入も、新たな特長からこの分野の市場性の裾野を拡げた。殺虫剤、殺菌剤、混合剤、植調剤は、ほぼ前年並みで推移。
 数量では殺虫殺菌剤89.6%、殺菌剤91.4%でかなり減少、殺虫剤、除草剤はやや減少、植調剤はほぼ前年並みで動いている。

(2009.07.27)