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【シンジェンタ】
モンサントのハイブリッド ヒマワリ種子事業を買収  シンジェンタ

 シンジェンタは8月6日、モンサントのハイブリッド ヒマワリ種子事業を1億6000万ドルで買収することを明らかにした。ヒマワリ種子分野のトップ企業として、さらに地位を高める。

 買収内容は、遺伝資源とハイブリッドヒマワリ種子の開発および育種。
 本事業は、2008年度に7500万ドルの売り上げを達成し、主要な市場において業界トップの地位を占めている。シンジェンタのヒマワリ種子事業は、08年度に2億ドル以上の売り上げがあり、世界的市場のリーダーに成長している。
 高付加価値の植物油で、飽和脂肪酸の含有量が低いヒマワリ油。そのほとんどが、食品向け。
 主要なヒマワリ生産国はロシア、ウクライナ、アルゼンチン、フランスおよび中央ヨーロッパで、栽培面積は世界で約2400万haにおよぶ。
 現在、約7億ドルと見られているヒマワリ種子の市場価値。その75%以上が発展途上国の市場で占められている。

(2009.08.07)