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【三菱商事】
農薬の受託製造事業を拡大  三菱商事

インド・デカン社に出資

 三菱商事は8月27日、農薬の受託製造事業を拡大すると発表した。

 インド・デカンファインケミカルズ(本社:ハイデラバード市、以下「デカン社」)に出資するもので、三菱商事の農薬受託生産拠点は中国(04年)に次ぐ2番めとなる。2009年末の新工場(ツニ市)の稼働を目指し、既に建設に着手している。
 3年後の売上高約60億円を目指す。
 デカン社の資本金は4億3000万インドルピー(約8億6000万円)。資本構成はデカン経営陣61%、ベルケムマネジメントインターナショナル社(ベルギー)19.5%、三菱商事19.5%(1億7000万円)となっている。
 三菱商事は、非常勤取締役1名を派遣する。
 インドは製造コストが低廉であることに加え、デカン社の開発陣は高度な化学プロセス能力を所有し、高品質な除草剤、殺虫剤、殺菌剤などの中間体、原体を製造でき、これに三菱商事のマーケティング力を融合させていく。

(2009.08.27)