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【日本農薬】
グループ売上高は約404億円  日本農薬

海外は成長も全体では増収減益

 日本農薬は11月15日、「平成22年9月期決算(連結)」を明らかにした。海外展開に成長が見られたものの、国内における流通在庫調整や農薬需要の低迷などの影響を受け、全体として増収減益となった。

 グループの売上高は403億9100万円(前期比22億7500万円増、6.0%増)、営業利益は31億7900万円(同2億2000万円減、6.5%減)、経常利益は29億5400万円(同2億5200万円減、7.9%減)となり、当期純利益は16億800万円(同4900万円減、3.0%減)で決着した。。
 国内農薬販売は、園芸用殺虫剤「アクセル」をはじめとする自社開発品の拡販を目指し、かつ水稲用除草剤「イッポン」の製品ラインアップを果たすなどしたが、流通在庫調整や天候不順の影響などから農薬需要が低迷し、全体で前期を下回った。
 いっぽう、海外農薬販売は、殺虫剤「フェニックス」の中国での販売増加、同剤でベトナムなど新たに5カ国の市場が生まれたことや、原体販売も伸長し、成長を堅持した。

伸長する海外売上高

(2010.11.17)