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【サタケ】
食品事業本部が食品安全マネジメントシステム「ISO22000」を取得  サタケ

 サタケの食品事業本部は、食品安全マネジメントシステムの国際規格である「ISO22000」の認証を昨年末に取得した。サタケはさらなる品質保証体制の強化を図り、同社のコンセプトである「食」の「安全・安心・美味・健康」を積極的に推進していく。

食品事業本部が食品安全マネジメントシステム「ISO22000」を取得 「ISO22000・食品安全マネジメントシステム」とは、消費者に安全な食品を提供することを目的とした国際規格で、従来の食品安全の管理手法であるHACCPが食品の製造現場を対象としているのに対し、ISO22000は飼料製造、農畜産物の生産、食品製造・加工、輸送・保管、販売などのいわゆるフードチェーンの全組織に適用が可能だ。
 規格の要求事項としては、一般的な衛生管理やHACCPの考え方にマネジメントシステムの要素を加えたもので、製造に携わる部門だけでなく、経営者も含めた組織全体で食品安全の確保に努める仕組みになっている。
 食品事業本部は、「マジックライス(乾燥米飯)」「マジックパスタ(インスタントパスタ)」「楽メシ(無菌米飯)」といった加工食品の開発・製造・販売を行っており、今回の認証はマジックライス工場で製造する「マジックライス」と「マジックパスタ」を対象としたもの。
 これまでサタケは、「食」の「安全・安心・美味・健康」をコンセプトにした商品の提供に努めてきたが、近年、食の安全・安心への関心の高まりや、企業の社会的責任が求められるようになり、さらなる品質保証体制の強化を図るため、昨年12月14日にISO22000の認証を取得したものだ。
 同社は、今回の認証取得を機に、「食」のコンセプトを積極的に推進し、より信頼してもらえる商品の提供に努めていく方針だ。

(2011.02.01)