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【ヤンマー】
タイ国現地法人YanmarS.P.社内にトラクター生産工場が完成

 タイは、アジアにおける主要農業国であり、農作物の増産がすすむとともに、近年は農業機械の需要が増大している。ヤンマーはタイ国現地法人であるYanmarS.P.社(バンコク市・中満重廣社長)敷地内にトラクター生産工場を完成させ、2月1日から生産を開始した。

工場内の様子 ヤンマーは、2004年から現地でトラクターの販売を開始し、現地アフターサービス体制の拡充とあわせ事業を展開してきた。同社は現地におけるさらなる事業拡大を目指し、昨年来トラクターの現地生産準備を進めてきた。
 昨年末には、タイ国現地法人敷地内に、トラクター生産工場が新たに完成し、生産体制に入った。タイ国をはじめ、食料増産がすすむタイ近隣諸国へのトラクタービジネスの展開も視野に入れつつ、将来的にはトラクターだけでなく、農業機械のトータル・ソリューションビジネスを、幅広く展開していく計画だ。
 YSP社の新トラクター工場敷地面積は1万2800平方メートル。生産能力は年間1万5000台。
工場の外観 YSP社は1978年から現地で小型農業・産業用ディーゼルエンジンの製造・販売を行ってきたが、2011年よりトラクタービジネスを開始した。タイ国においてディーゼルエンジン、トラクター、小型農業機械を中心とする各種農業・産業用機械の製造・販売・サービス事業を展開している。

(写真)
上:工場内の様子
下:工場の外観

(2011.03.07)