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【大塚アグリテクノ】
BCSから水稲除草剤「ベンフレセート」を買収  大塚アグリテクノ

 農薬・肥料製造販売メーカーの大塚アグリテクノ(森明平社長、東京都千代田区)は、バイエル クロップサイエンス(BCS、独・モンハイム)から水稲除草剤「ベンフレセート」を6月30日付けで買収した。

 「ベンフレセート」は、日本と韓国で難防除雑草対策に広く使用されており、種々の水稲除草剤の一成分として活用されている。特にクログワイ、カヤツリグサなどに効果がある。
 現在、日本では「ザーベックス」、「パンチャー」、「ウリホス」、「クミメート」、「ナイスミドル」など23剤の水稲除草剤に使用されており、その売上高合計は23億円(製剤ベース・平成21農薬年度)を超える。また、韓国でも10剤の水稲除草剤に使用されている。
 同社は、これまで殺虫剤・殺ダニ剤・殺菌剤において自社原体を保有しており国内外の事業展開を行ってきた。
 しかし、水稲除草剤原体は保有しておらず、今回の「ベンフレセート」原体の買収により自社ポートフォリオを一層充実させ、水稲除草剤ビジネスを拡充させていく予定。

(2011.07.04)