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【サンケイ化学】
殺虫剤が落ち込み減収減益  サンケイ化学 第3四半期決算短信

 サンケイ化学は10月7日、平成23年11月期第3四半期決算短信を発表した。
 売上高は前年同期比2億6100万円・5%減の49憶6300万円、営業利益は同5600万円・28.2%減の1億4400万円、経常利益は同2900万円・14.4%減の1億7700万円、四半期純利益は同3000万円、22.8%減の1億1000万円だった。11月期全体の業績予想の修正はなし。

 売上高が落ち込んだのは、売上の半分以上を占める殺虫剤が、同3億4100万円・10.8%減の28億2600万円と伸び悩んだため。昨年12月の値上げや7、8月の水稲病害虫の発生が例年より少なかったことなどが影響した。ジャンボタニシ専用防除剤の「スクミノン」は好調だったが、「テロン」「プリンスベイト」「ソイリーン」などの販売が落ち込んだ。
 そのほかの用途別売上では、「サラブレッドフロアブル」が好調だった除草剤が同5900万円・16%増の4億3200万円、園芸用や非農耕地用が増えた殺菌剤が同8700万円・15.4%増の6億5300万円だったが、殺虫殺菌剤は同4500万円・10.83%減の3憶7700万円だった。

(2011.10.11)