コラム

消費者の目

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【花ちゃん】
未然に防ぐ生活習慣病

 今年も健康保険組合から特定保健指導の連絡が届きました。これは医療保険制度改革の一環で、私のようなメタボ予備軍などに栄養指導・運動指導をすることによって生活習慣病を未然に防ごうというものです。

 今年も健康保険組合から特定保健指導の連絡が届きました。これは医療保険制度改革の一環で、私のようなメタボ予備軍などに栄養指導・運動指導をすることによって生活習慣病を未然に防ごうというものです。昨年、私はかわいい栄養士さんの指導を受け、6kgの減量を宣言したものの、未達成に終わりました。

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 言い訳になりますが、仕事をしながら規則正しい食生活を守るのはかなり難しいのです。外食も多いので、どうしても野菜不足になってしまいます。厚生労働省「平成22年国民健康・栄養調査」によれば、野菜の摂取量の合計は平均281.7gで、特に20代〜40代の摂取量は目標値350gの7割程度でした。

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 最近、私も野菜不足を感じており、頻繁に野菜ジュースに頼っています。しかし、野菜ジュースと生の野菜では摂ることができる栄養成分もバランスも異なるため、野菜ジュースでは野菜不足を完全に補うことは不可能だそうです。しかも、口当たりの良い野菜ミックスジュースにはそれなりのカロリーがあるので注意が必要です。

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 これに対し、韓国の人々は実によく野菜を食べます。一日一人あたりの野菜供給量は日本のほぼ2倍です。韓国人の友人とソウル市内で外食に行くといつも驚きます。料理の種類を問わず値段を問わず、キムチなどのサイドメニューはすべて無料。無くなるとすぐに追加してくれるので、野菜を好きなだけ食べられます。野菜の消費量拡大のためにも、日本でもぜひ取り入れて欲しいシステムです。

(2012.10.17)