JA広報誌便り

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【「ふれあい」 9月号 (福島県)】
チェルノブイリの視察報告 JAすかがわ岩瀬

 原発事故、および放射能汚染の実態は、現場に足を踏み入れたものでなければなかなか実感がわかない。1986年に最悪の原発事故を起こしたチェルノブイリを、福島県のJA組合長会が視察した。これに参加したJAすかがわ岩瀬の橋本正和組合長が視察報告する。

「ふれあい」 9月号 (福島県) この中で、ロシアでは国がほ場ごとの詳細な汚染マップを作成し、将来をシミュレーションし、それに基づいて汚染度に応じた作付指導と作物選定、吸収抑制対策、加工対策を国立科学研究所が主導して実施していることを述べ、「社会システムの違いもあるが、日本でも政府主導で土壌汚染マップを作成し、徹底した除染により、汚染農産物をつくらない(入口対策)、流通させない(出口対策)のシステム構築が必要」と強調する。
 JAではさまざまな視察があるが、その成果を当事者だけのものにせず、広報誌などを通じて広く組合員に伝えるようにしたい。

(2013.08.27)