JA広報誌便り

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【「虹の大樹」 北海道 10月号】
スイカ農家の思い聞く JA札幌市

 組合員紹介の「よこがお」は、地区ごとに代表的な農家を紹介している。

「虹の大樹」 北海道 10月号 今回は手稲山口地区のスイカ栽培農家。スイカ産地の半世紀の歴史をさりげなく聞き出し、それを骨子にして、ところどころに本人の発言を組み込んで、全体の記事の流れをつくっている。
 記事づくりで大事なことは本人の発言であるかっこ(「…」)をうまく生かすことだ。
 学校の近くの畑で、子どもたちにスイカづくりを教えている本人に「体験を通して少しでも地元の農業に関心を持って欲しい。この地で、スイカという作物が開拓時から引き継がれてきたのは、他で真似しようと思ってもできないものだからこそ、若い人にはこの地を大事にしていってもらいたい」という発言を引き出している。
 この一言で、産地の歴史から、本人の地元や子どもたちへの思いがすべて伝わる。本人自筆の「農は国の富なり」の署名入りも心憎い。

(2013.10.21)