中国産冷凍ギョーザ「コープ手作り餃子」が中毒事故など健康被害を発生した事件で、これまでの対応や品質保証体制などについて客観的・専門的な立場から評価と助言をする「日本生協連・冷凍ギョーザ問題検証委員会」（通称：第三者検証委員会）の委員長としてこの間５回の協議を経て、４月11日の記者会見で「中間報告」を発表した。そのなかで「クライシス（発生した危機状況）を判断する立場への情報伝達の遅れがあった」ことや「生協組織内および委託先企業との情報共有ができなかった」ことが「事態の重要さの判断や対応の遅れを招いた」と指摘。さらに「生協は自発的にできた組織を階層的にまとめてきた。その良さはあるが、今回のような場合にはその階層性の複雑さが弱点として表れた」。それを克服するためにこうした事態が起きた場合は、日本生協連を「司令塔」とすべきだと語った。（記事参照）
