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【農薬工業会技術委員長(日本曹達・参与)】
服部光雄

 農薬行政の刷新が進んでいるなか、「国際的な調和の続伸、安全性評価の定期的な再評価の実施、食品の安全・安心の更なる確保、環境全般に対する更なる安全性確保などが刷新の核にある」と、農薬工業会記者会との懇談会で語った。特に、食品の安全・安心の更なる確保においては安全性試験要求項目の増加、ポジティブリスト制度の導入に加え、1日当たり最大摂取量を評価する急性暴露評価手法の導入などが挙げられている。20年度中に議論する課題としては、農薬登録例数、発達神経毒性試験の要求、農薬制度の5年後見直しに係わる検討など7項目に集約される。「待ったなしの農薬行政の刷新」だが、「あくまでも現場の実勢に即した刷新でなけれ...

 農薬行政の刷新が進んでいるなか、「国際的な調和の続伸、安全性評価の定期的な再評価の実施、食品の安全・安心の更なる確保、環境全般に対する更なる安全性確保などが刷新の核にある」と、農薬工業会記者会との懇談会で語った。特に、食品の安全・安心の更なる確保においては安全性試験要求項目の増加、ポジティブリスト制度の導入に加え、1日当たり最大摂取量を評価する急性暴露評価手法の導入などが挙げられている。20年度中に議論する課題としては、農薬登録例数、発達神経毒性試験の要求、農薬制度の5年後見直しに係わる検討など7項目に集約される。「待ったなしの農薬行政の刷新」だが、「あくまでも現場の実勢に即した刷新でなければならない」という。

(2008.09.26)