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【JA全農みやぎ米穀部生産企画グループ技術主管】
松永和久

 「ずっと水稲の耐冷性について研究した。中国雲南省で標高2140mの高地でも耐冷性を発揮する品種を育成し、平成5年の大冷害でも被害を最小限に抑えることができた」。昭和55年から水稲の新たな耐冷性検討方法に着手して画期的な検定技術「恒温深水法」を開発、またコシヒカリと初星との交配品種の「ひとめぼれ」など18の新品種を育成したことが評価されて、第64回農業技術功労者表彰を受賞した。「すでに若い人たちに道をゆずっている。失敗しても役に立つことはいっぱいあるし、私も7年間失敗続きだったこともあるが、何故失敗したのかを考えて、成功をつかんでほしい」と、後輩の研究者にむけてエールを送った。(関連記事)...

 「ずっと水稲の耐冷性について研究した。中国雲南省で標高2140mの高地でも耐冷性を発揮する品種を育成し、平成5年の大冷害でも被害を最小限に抑えることができた」。昭和55年から水稲の新たな耐冷性検討方法に着手して画期的な検定技術「恒温深水法」を開発、またコシヒカリと初星との交配品種の「ひとめぼれ」など18の新品種を育成したことが評価されて、第64回農業技術功労者表彰を受賞した。「すでに若い人たちに道をゆずっている。失敗しても役に立つことはいっぱいあるし、私も7年間失敗続きだったこともあるが、何故失敗したのかを考えて、成功をつかんでほしい」と、後輩の研究者にむけてエールを送った。(関連記事)

(2008.12.03)