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【JA仙台常務】
鈴木 清治 氏

 6月4日のJA―IT研究会で「JA仙台の震災対応と復興への取り組み」について発表。深刻な津波被害を受けた地区では、「(農地の)再生には10年かかるのではないか」との見通しを述べた。

 大きな被害を受けた宮城県仙台市の若林区では宅地のがれき撤去は始まったが農地の復旧は「7月ごろからようやく手がつけられるかどうか」という厳しい状況だ。
 しかし11戸の農家が参加した集落営農組織が、JAの仲介による農地で野菜づくりを再開するなど復興への歩みも出てきた。
 7月末の総代会では、復興に向けた取り組み方針や重点課題を柱とした事業計画を決める予定だ。ただ、甚大な被害が出ているなか、JAの財務状況は厳しく、「JAへの資本注入などの支援が急務だ」と述べた。

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(2011.07.06)