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【JA全農燃料部長】
野口 栄 氏

 「これからは石油やガスを利用して出てきたものを売るビジネスになっていくと思う」。JA全農の燃料事業が取り組む新しいビジネスモデルについて抱負を語った。

 JA全農ではSSや石油、LPガスといった従来の小売分野の強化とあわせて、太陽光発電などの新エネルギー分野の事業化にも積極的だ。
 新エネルギー事業では、「家庭用、産業用、そして再生可能エネルギー」と、大きくわけて3つの分野に取り組んでいくという。
 このうち産業用では「ESCO・オンサイト事業」というまったく新しいビジネスに取り組む。これは、「A重油を使ったボイラーをLPガスやLNG(液化天然ガス)に転換していくだけではなく、ボイラーなどの設備もJA全農が持ち、そこから出てくるエネルギー蒸気、熱、温水などをお客様に供給するビジネス」だ。25年度以降は、JAグループの食品工場、飲料水工場、病院などエネルギーを大量に使う施設に対して「積極的に提案していく」考えだ。
 このほか、新エネルギー分野では、三菱商事との合同会社も設立した。今後の燃料事業について、「総合エネルギー事業の構築にむけて積極的に取り組んでいく」と意欲を見せる。


(関連記事 【JA全農燃料事業】野口栄部長に聞く 需要掘り起こすことで新たなビジネスを展開する

(2013.04.05)