man・人・woman

JAcom man・人・woman

一覧に戻る

【東大名誉教授、農協運動の仲間たちが贈る 農協人文化賞選考委員会委員長】
今村 奈良臣 氏

 「農協運動の仲間たちが贈る 第35回農協人文化賞」は15人を表彰。6月17日には都内で記念イベントが開催された。選考委員会委員長から受賞者および農協人文化賞への祝辞を紹介する。

声価高まる文化賞

 農協人文化賞は創設以来35周年を迎えた。三分の一世紀を超える時を刻んだ今年は、昨年の国際協同組合年の力強い多彩な行事や第26回JA全国大会の決定の実践の初年度という新たな一歩を踏み出す記念すべき年にあたり、ここに本年度受賞者の皆さんの輝かしい業績を讃えたい。
 さて、農協人文化賞は農業協同組合法施行30周年を記念して創設され、実にこれまで341人にのぼる農協運動のすぐれた先達を表彰してきたのであるが、創設30周年を記念してその表彰事業のあり方を抜本的に改革し、新しいスタートを切ることにした。本年はその改革の6年目に当たる。

◇     ◇

 第1に「農協運動の仲間達が贈る」農協人文化賞事業へと大幅に衣替えしたことである。従来は、(社)農協協会の文化事業の一環としてこの表彰事業を行ってきたが、農協協会という組織の枠組みを脱皮して「農協運動の仲間達が贈る」文化賞へと発展、飛躍し、農協運動の視野を広げるとともに、文化賞の持つ社会的意義と農協運動の更なる発展に寄与しうるように全面的に改革したのである。
 第2に、これまでは表彰の対象を「信用」「共済」「経済」「一般文化」の4部門としてきたものを、「信用」「共済」「営農」「経済」「厚生」「福祉」「一般文化」「特別賞」などへ拡充してきた。
 第3に、受賞候補者と推薦いただく皆様の範囲も、従来の農協全国組織等からの推薦にとどまらず広く農協関連団体、個人など農協運動の仲間からのご推薦いただくこととし、これまで以上に大きく裾野を広げ、まさに、「農協運動の仲間達が表彰する」事業へと拡充、発展させたことである。
 第4に、農協人文化賞「推薦」委員会を「選考」委員会に改組したことである。なお、(社)農協協会は、引き続きこの事業の事務局を担当し、この事業の財務に責任を負うとともに、事業の独立性を確保するため、事業にかかる会計を特別会計として公開するなど、「農協運動の仲間達が贈る農協人文化賞」という改革にふさわしい自立性の高い文化賞へと発展させたことである。
 第5に、「農協運動の仲間達が贈る」という観点に立ち、毎年、農協団体等ならびに個人・有志の浄財を募ることとし、ご支援を頂いた団体ならびに個人の方々の氏名及び募金額の総額を公表、公開することとした。

◇     ◇

 以上、5点にわたる大改革を5年前に実行したが、この結果、この農協人文化賞に寄せられた昨年度の浄財は個人111人、団体78団体、金額は345万円の多額にのぼった。まさに、「農協運動の仲間達が贈る農協人文化賞」と呼ぶにふさわしい姿になるとともに、社会的に高く評価されている証左といってもよいであろう。
 本年は、以上のような新路線を踏まえつつ、さきに述べたような記念すべき躍進の年を背景に、各界からの推薦は昨年に劣らず多数に上ったため、受賞者の選考は熱気の中にも慎重に進められ、表紙の写真に掲載させていただいた15氏を受賞者として決定した。なお今年度は、東日本大震災からの復興を祈念して「震災復興特別賞」を設けた。
 受賞者の御紹介はここでは省略せざるを得ないが、受賞者の所信表明と色紙(※)をあわせて参考にしていただければ幸いである。受賞者の皆さん、おめでとうございます。心からお祝い申し上げます。

(※農業協同組合新聞6月20日号に掲載)


(関連記事)

【第35回農協人文化賞】表彰式 農協運動リードする15氏を表彰(2013.06.21)

【第35回農協人文化賞】シンポジウム (2013.06.21) 

【第35回農協人文化賞】記念パーティ なごやかに記念パーティ(2013.06.21)

(2013.06.26)