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【東洋ライス(株)代表取締役社長】
雜賀 慶二 氏

 「これからも日本の水田農業、日本のお米のために働いていきたい」。世界初の米総合メーカーのリーダーとしての目標を語った。

 雜賀氏は、昭和9年和歌山県生まれ。家業の食糧加工機販売業を経て、36年3月に(株)東洋精米機製作所、平成16年にトーヨーライス(株)を設立。平成25年には上記2社を合併し東洋ライス(株)を設立した。
 同社は、精米関連機器をはじめ、無洗米や金芽米の開発・普及、研究機関と協同した水稲の品種改良、食品加工、流通販売など、米に関する多様な事業を展開する世界初の米総合メーカーだ。
 その理念は、「種もみから消費者の食卓にのぼるご飯まで、お米に関するすべての事業を包括する」ことだという。
 近年では、栄養価が高く美味しい「金芽米」の販売が好調だ。米の価格も消費も落ち込むなか、一般の米より高価にもかかわらず売り上げは伸びているという。「金芽米にマイナスの要素はない。これからは世界をめざしたい」と、さらなる普及にも意欲を燃やす。


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(2013.09.27)