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【JA全農経営管理委員会会長】
中野 吉實 氏

 JA全農の果たすべき役割は「農家組合員はもちろん、国産農畜産物を待っている消費者のためにも、安心して生活できる国づくりに貢献する」ことだと述べ、「全農があってよかった、と言われるよう引き続き努力したい」と、新年賀詞交歓会で今年の抱負を述べた。

 平成25年は大雪、台風、猛暑、集中豪雨など全国的に自然災害の被害が多かったが、とくに「フィリピンを襲った台風は想像だにできない大きなもので、これが日本に来ても不思議ではない」との懸念を示し、JA全農でもこれらの自然災害に対して徹底した研究や備えをし、「組合員のいのちと生活を守っていきたい」と述べた。
 また、現在の経済状況やアベノミクスの成果について、「まだまだ実感がない」としながら、「230円の牛丼ではなく、おいしい国産牛をつかった500円ぐらいの牛丼を誰でもが食べられるようになって初めて経済が復興したといえるのではないか」と述べ、自身の出身地である佐賀県の畜産をアピールした。

(関連記事 「国民の生活を守る」 JA全農が賀詞交歓会

(2014.01.31)