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【JA松本ハイランド代表理事組合長】
伊藤 茂 氏

 「集落内の人が集まって1つのことをする事に意義がある」。JA松本ハイランドでは毎年、農家組合活動への支援を通じて、年々希薄になっている集落内のコミュニケーションを促し、連帯感を育てる活動をしている。

 JA松本ハイランドの管内には、地域の協同活動を担う農家の組織が多数あるが、JAはこれらの活動を支援している。
 JAでは毎年、1支所が1つの農家組合を選び、それを支援している。管内に全326ある農家組合のうち、151組合が農家組合活動をしており、平成26年はこのうち40をモデル組合として選定。3年間で15万円を支援した。組合活動の内容は自由。高齢者による注連縄(しめなわ)づくりや、共同で栽培したそばでそば打ち大会、親子で野菜づくりなどさまざまだという。「集落内の人が集まって1つのことをすることに意義がある。国は評価してくれないが、こうした活動はJAにしか出来ない。少しでも地域活性化につながれば」と、さらなる活動の展開を期待している。

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