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【JA静岡市代表理事組合長】
青山 吉和 氏

 JA静岡市の北部は山間部。茶の産地として知られるが、「生産資材の高騰で茶農家の経営は厳しくなっている」。山間部への支援は、「(急傾斜地の)基盤整備、耕作放棄地の解消、鳥獣害対策の3本柱。今年度から最重点課題として、組合員アンケートで具体的な対策の希望をとって、これから取り組むところ」だという。

 一方、管内南部は市街化地域で、「多様な農業がある」。こうした農家には、JAが運営する5店舗の直売所に出荷してもらうことで対応している。「茶の販売高は約12億円。直売所の販売は19億円近くになる。農家の懐へ20億円近い金が入るのだから、そこをしっかり展開していこうと考えている」。
 「温暖な静岡県では、なんでも作れる。その中で新規の作目は、シキミとかグリーンアスパラなどを考えており、いま模索している。中山間部は農業が中心で、農家の所得を増やすには茶だけではだめ。農家の高齢化が進んでおり、それに合った作目を考えなければいけない」。

(続きは、【シリーズ・JA人と事業 「部農会」活性化へ支援 で)

(2014.12.05)