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【シンジェンタジャパン会長】
村田 興文氏

 政府は農業協同組合法の改正案を4月3日に閣議決定し国会に上程した。地域農協の自由度を高め農業所得の増大をはかることが改革の目的だが、各地域でJAがどう組合員の負託に応える新たな事業を作り出し発展させていくか、これから具体策を提示し実践していくことが最も求められる。今回はアグリビジネスの立場から、シンジェンタジャパンの村田興文会長に農協改革への期待と注文を聞いた。

 ――アグリビジネスの立場から、改めて「農業協同組合」とはどういう組織だとお考えですか。

  日本と日本人の食を支え続けてきた、また、支え続けていく組織、というのが私にとっての農業協同組合です。
 ただ、歴史的に経済合理性の観点から合併を余儀なくされた弊害というものは出てきていると思っています。規模が小さいもともとの単協の時代は、地域に根ざした農協、地元の組合員のための農協というイメージがすごく強かったと思います。

(続きは、 【シリーズ】農協改革元年 地方創生の主役は農業協同組合・人づくり、准組合員活用を 農協は日本農業の屋台骨で)

 

(2015.05.21)