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【日本農薬】
待望の高性能初・中期一発処理除草剤

「イッポン」で水稲用除草剤事業を強化

シリーズ『業界地図を塗り替えるピラクロニル』
-問題解決型の実践的な水稲用除草剤-
(2)「イッポン」

「待望の高性能初・中期一発処理除草剤だ」
と語る矢野部長

 「当社にとって、待望の高性能初・中期一発処理除草剤です。これを弾みに、水稲用除草剤事業の拡展・強化に向け飛躍的な成長を加速させたい」と語るのは、さきごろ営業本部・マーケティング部長に就任した矢野博久さん。低姿勢ながら、心に揺るぎがない。
 「イッポン」は、ノビエを含む広範囲な雑草にスペクトルを有する新規成分のピラクロニルに加え、多年生雑草も含めたノビエを除く雑草全般に効果が高く信頼性の高いベンスルフロンメチル(DPX−84)とホタルイに高い効果を示すブロモブチドを含む3種を合理的に配合した初・中期一発処理除草剤だ。
 「イッポン」は、北海道および東北地域をその防除対象地域としているが、同社では今後、2010年にお目見えする(予定)、より水稲に安全性を高めるためダイムロンを配合し関東・北陸以西を対象とした「イッポンD」(Dは、ダイムロンの略)を加えることで、日本列島の水田雑草を抑えていきたい考え。いわば、車の両輪を履かせて全国の水田雑草を抑える。
 「イッポン」においては、いまのところ粒剤、フロアブルの2製剤だが、2010年にはジャンボを加えることで3製剤の揃い踏みを完了させ、普及推進を加速させていく。さらに、両輪としての「イッポンD」においては10年に一挙に3製剤を揃え、スタートラインを踏み切りたい意向だ。
 「イッポン」の特長はコナギ、アゼナなどの広葉雑草やホタルイなどの抵抗性雑草に対して高い効果を示す、広い殺草スペクトルを有することで近年問題化しているオモダカなどの多年生広葉雑草にも高い効果を示すなどが挙げられ、以下、ピラクロニルの遺伝子を組み込んでいることから優れた特長に論を待たない。
 同社では、先行した「フジグラス」・「ダイナマン」・「マサカリ」剤の後継剤として、大型品目に育てていきたい意向。
 「イッポン」および「イッポンD」におけるピーク時のトータル普及目標面積は、5万1000haを想定。同社にとって、水稲用除草剤事業の新たな出発点となるのは必至。

イッポン1キロ粒剤 イッポンフロアブル剤
この1本が除草を変える!
「イッポン1キロ粒剤75」(左)と「イッポンフロアブル」

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