新製品

新製品

一覧に戻る

【シンジェンタ ジャパン】
新剤4品を上市  シンジェンタ ジャパン

 シンジェンタ ジャパンは12月5日、水稲初期一発除草剤「マキシーMX 1キロ粒剤」、水稲育苗箱処理剤「デジタルバウアー箱粒剤」、果樹・園芸用殺菌剤「ユニフォーム粒剤」、「リドミルゴールドMZ」の計4剤を新たに上市した。

◆SU抵抗性雑草にも高い効果
マキシーMX 1キロ粒剤【マキシーMX 1キロ粒剤】

 「マキシーMX 1キロ粒剤」は天然由来の新規抵抗性対策成分「MX(メソトリオン)」を配合した初期一発型の水稲用除草剤だ。プレチラクロールとの2成分で構成されており、減農薬栽培にも対応している。
 ノビエなどの水田一年性雑草を始め、SU抵抗性を含むホタルイ、コナギ、ミズアオイに高くスピーディーな除草効果がある。田植え同時処理はもちろん、ほ場に併せて一発処理、中後期剤などの多様な処理パターンが可能だ。使用量は10aあたり1?。
 3年後に供給量3万haをめざす。


◆抵抗性ウンカ類も防除
デジタルバウアー箱粒剤【デジタルバウアー箱粒剤】

 「デジタルバウアー箱粒剤」は、近年問題になっている抵抗性ウンカ類にも高い防除効果があるピメトロジン、チョウ目に卓効を示すクロラントラニリプロール、いもち病を抑えるピロキロンの3成分を配合した水稲育苗箱処理剤だ。
 1回の箱処理でいもち病、収穫期のウンカ類、コブノメイガやフタオビコヤガなどのチョウ目類、ゾウムシ、ドロオイムシ、ニカメイチュウまで長期の防除効果を発揮する。使用量は育苗箱1箱あたり50g。
 5年後の売上高10億円をめざす。


◆秀品率上げる土壌処理殺菌剤
ユニフォーム粒剤【ユニフォーム粒剤】

 「ユニフォーム粒剤」は「リドミル粒剤」の有効成分メタラキシルMに、「アミスター20フロアブル」などの有効成分アゾキシストロビンを組み合わせ、より幅広い作物・病害に対応させた土壌処理型殺菌剤だ。
 作物表面にやけ・しみ・あざなどを生じさせる土壌病害を抑えることで、品質劣化を防ぎ、作物の秀品率向上を実現する。
 ショウガ、ミョウガの根茎腐敗病、ピーマン、トウガラシ類、タバコの疫病、コマツナ、ダイコンなどの白さび病、ホップのべと病など主に「リドミル粒剤」の適用をそのまま引き継ぐが、今後もさらに適用を拡げる予定。
 出荷額目標は12億円。


◆ぺピット製剤で使いやすくリニューアル
リドミルゴールドMZ【リドミルゴールドMZ】

 「リドミルMZ水和剤」に製剤を溶けやすくする新技術(ぺピット製剤)を導入し「リドミルゴールドMZ」として新発売した。メタラキシルMとマンゼブのダブル効果でべと病・疫病への高い防除効果はそのままに、計量しやすく、果実の汚れも少なくなり、使いやすくなった。
 浸透移行性が高く発病前の病原菌も殺菌できる。また散布後すぐに植物体内へ吸収されるため耐雨性も高い。
 ジャガイモ、トマト、カボチャ、イチゴの疫病、キャベツ、ネギ、キュウリ、メロン、ブドウ、ハクサイ、タマネギ、大豆のべと病、ワサビ、ダイコンの白さび病などに適用がある。
 5年後の出荷額7億円をめざす。


(関連記事)

微生物農薬の効果的施用を  農作物病害虫防除フォーラム(2011.11.10)

【JA全農 農薬事業】 幅広い水田雑草に効果を示し大きく躍進  全農農薬事業を牽引するAVH―301(2011.10.26)

【人事速報】 シンジェンタジャパン 新社長にスイス人のステファン氏 (10月1日付) (2011.10.03)

【シリーズ・遺伝子組み換え農産物を考える 第9回】シンジェンタのGMトウモロコシ開発(2011.08.17)

ページトップ