農政・農協ニュース

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体験農園経営者の話など紹介  東京農大の情報誌3月号

 東京農業大学の月刊情報誌『新・実学ジャーナル』3月号は篠原弘亮准教授の「微生物農薬に適した菌株の選抜へ」などを扱った。

 〔ひと〕欄では09年の「東京農大経営者大賞」を受賞した白石好孝さん(東京・練馬)の記念講演を紹介した。 白石さんは農業体験農園を開設して都市農業の可能性を切り拓いたが、作るだけで販売のほうはマーケット任せにしてきたことについて「農業経済のビジネスを軽んじてきたのが私たちの歴史でないのか」と反省。
 また、これまでの市民農園は、高齢化などで農業ができなくなった農家が一般市民に農地を貸すという考えだったが、白石さんたちはこれからも都市の中で農業を続けるために“カルチャースクール”としての体験農園経営を始めたとのことだ。
 1997年に1区画30平方mで125区画をつくったが、今ではよその農園と合わせて練馬区内の体験農園は13か所に増えている。白石さんは園主会の会長だ。

(2010.03.19)