農政・農協ニュース

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東国原知事が口蹄疫対応を要請

 宮崎県で口蹄疫の発生が相次いでいることを受け、東国原英夫県知事は4月27日午前、赤松広隆農相を訪問し、今後の対応を求める要請を行った。

赤松農相に要請書を手渡す東国原知事 要請のポイントは生産者の生活・経営安定に向けた財政的支援感染経路の調査風評被害の防止の3点。
 東国原知事は「10年前に発生したときの30倍以上の殺処分対象。1100頭を超えた。過去に例を見ない大規模な被害で生産者の精神的なダメージは大きい」とメンタル面での支援の必要性を強調。「観光やその他物品販売への影響も危惧している」として今後の立て直しと、今後拡散していく可能性も視野に入れた柔軟な支援の対応を求めた。
 赤松農相は会談の中で「まずはこれ以上被害を広げないことが大事。対応は早ければ早いほど広がりをとめられる。国としてやれることはただちにやっていく」と即座な対応への姿勢を見せた。
 東国原知事は会談後、「国にはきめ細かい柔軟な支援をしていただいている。スピード感ある対応に感謝している」として今後の対応にも期待した。

(写真)赤松農相に要請書を手渡す東国原知事

(2010.04.27)