農政・農協ニュース

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夏野菜の出荷量平年並みに

 農畜産業振興機構は7月14日、第10回野菜需給協議会を開き、22年産春野菜の状況や夏野菜の見通しなどについて報告した。

 見通しをまとめたのはキャベツ、タマネギ、ダイコン、ニンジン、ハクサイ、レタスの6品目。8日に開かれた「野菜需給・価格情報委員会」での取りまとめ結果によるものだ。
 全体的に春先の天候不順で夏野菜は生育が遅れているものの回復傾向にあり、出荷量も平年並みになるとした。
 キャベツ・ダイコンの出荷量は平年を上回るとみており、価格は前年より低くなると予想している。
 ニンジンは生育がやや遅れているものの、お盆明け以降は出荷が増えるとして価格も9月から下がると見ている。
 ハクサイは需給のほとんどを占める漬物加工への需要減少で作付面積は減っているが、生育が回復したことで出荷量は平年並みに。価格も平年並みかそれを下回る可能性があるとして、今後は需給バランスに見合った計画生産の重要性を示唆している。
 レタスも生育状況の回復で出荷量は平年並みになるとの予想だ。

(2010.07.16)