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『家の光』、四半世紀ぶりの前年比増を達成

 家の光協会は6月22日、東京・市ヶ谷の家の光会館で第68回通常総会を開き、平成22年度の事業報告を承認した。

◆『家の光』、『ちゃぐりん』が好調

 22年度の『家の光』普及部数は、「人とJAと地域をつなぐ『家の光』長期愛読者拡大運動」などが功を奏し、1・12月号をのぞく平月号の普及部数が57万2914部となり、前年比で54部増えた。対前年比を上回るのは、昭和60年以来四半世紀ぶりだ。12月号は目標を3520部上回る77万3520部、1月号は64万6144部だった。
 他の発行誌では、「1万人の新しい友だちの輪『ちゃぐりん』普及活用活動」に取り組み、8月号を除く平均部数が前年比931部増の5万22859部となった。

平成22年度普及部数

◆被災地が元気になれる紙面をめざす

園田俊宏家の光協会会長
 園田俊宏会長は、普及に努めた各県中央会などに対して謝辞を述べるとともに、「震災を受けて、『家の光』が創刊以来テーマとしてきた人と人とのきずなが深まったと感じる。これからも被災地の人たちが元気になるような紙面づくりと特集をめざしたい」と述べ、これからも『家の光』の果たすべき使命を全うしたいとあいさつした。
 来賓として出席したJA全中の田代武満副会長は「JAの教育文化活動発展のために『家の光』が果たす役割は大きい」と、さらなる事業展開に期待を寄せた。

園田会長(左)から表彰状を受ける長澤会長

 22年度の都道府県JA中央会普及実績表彰では『家の光』平月号の普及目標を達成した7県(岩手、埼玉、神奈川、奈良、島根、長崎、熊本)を表彰。
 代表で表彰状を受け取ったJA岩手中央会の長澤壽一会長は、震災被害へのJAグループあげた支援活動に改めて感謝を示し、「子々孫々まで感謝を伝えて、頂いたご恩に報いたい」と述べた。

(写真)
上:園田俊宏家の光協会会長
下:園田会長(左)から表彰状を受ける長澤会長


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