農政・農協ニュース

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植物防疫に功績 5人の研究者らを表彰  報農会

 (財)報農会は第26回功労者の受賞者を発表した。表彰式と祝賀会は9月28日の同会創立50周年記念式典内で行う。

 功労者表彰は今年で26回目。同会が昭和61年に事業内容範囲を拡大したのにあわせて、同年度から植物防疫への功績を収めた人への表彰を始めた。
 今年の受賞者は5人。9月28日に東京・王子の「北とぴあ」つつじホールで行うシンポジウム終了後、15時10分から同所16階「展覧の間」で表彰式と祝賀会を行う。シンポジウム参加者の出席は無料。

 受賞した5人とその業績などは次の通り(▽氏名(所属)主な業績、の順。敬称略)。

▽葛西辰雄(香川県農業試験場、同県病害虫防除所)
 ニカメイチュウの抵抗性対策の研究、ヒメトビウンカの抵抗性対策の普及。
▽高橋俊作(秋田県果樹試験場、同県農業技術開発課、バイエルクロップサイエンス(株))
 りんごモニリア病、りんご褐斑病の発生生態と防除法の研究。
▽竹澤秀夫(神奈川県農事試験場、同県農業総合研究所)
 自動回転式予察灯の開発と予察調査の省力化。
▽千葉馨(北興化学工業(株)、農薬工業会)
 農薬の安全対策・広報活動の強化と推進。
▽平山成一(山形県立農業試験場、同県農業技術課、北興化学工業(株))
 山間部水田のイネいもち病の発生や要因の研究。

(2011.07.06)