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8人の料理人が「料理マスターズ」に

 農水省は、生産者や企業などとの協働で日本食文化の発展に尽力した料理人の顕彰制度として「料理マスターズ」を昨年創設。第2回目となる今年は8人が「料理マスターズ」に選ばれ、10月6日に都内で授賞式を開いた。

8人の料理人が「料理マスターズ」に 今年は、早くから地元食材にこだわった取り組みの展開やJAびえい(北海道)とタイアップしたアンテナショップの開店などで地域活性化に貢献してきたシェフの中道博氏や、伝統的なフランス菓子の配合に日本食材を取り入れて和の食材の魅力を海外に伝えているパティシエの青木定治氏など、幅広いジャンルの料理人8人が選ばれた。
 表彰式では筒井信隆農水副大臣が「農水省でも食料産業局の創設や日本食文化の世界無形遺産登録を検討しているところ。みなさんの取り組みはまさに日本の食文化を世界に羽ばたかせていく大きな力を持っている。これからさらに一緒になって取り組んでいきたい」とあいさつした。
 審査委員長を務める青山学院大学教授の榊原英資氏は「食材は基本的に地方にある。それを利用して地方にいいレストランができることは大変うれしいこと」などと述べ、日本の食文化の豊かさを広める制度が発展していくことを期待した。
 同表彰制度は5年ごとのステップアップ方式。表彰は「ブロンズ賞」「シルバー賞」「ゴールド賞」の3種類で、創設から5年間は「ブロンズ賞」のみの表彰となり、5年目には取り組みを継続しているブロンズ賞受賞者のなかから最大5名を「シルバー賞」に、さらに5年後にはそのうちの最大3名に「ゴールド賞」を授与する。
 継続的に表彰することでさらなる研鑽をめざすとしている。

 受賞者は次の通り(敬称略)。
▽ロレオール・伊藤勝康(岩手県・フランス料理)
▽比良山荘・伊藤剛治(滋賀県・日本料理)
▽坐来 大分・梅原陣之輔(東京都・日本料理)
▽レストランテ・アコルドゥ・川原宙(奈良県・スペイン料理)
▽GINZA Kansei・坂田幹靖(東京都・フランス料理)
▽レストラン モリエール・中道博(北海道・フランス料理)
▽リストランテ・ミヤモト・宮本健真(熊本県・イタリア料理)
▽パティスリー・サダハル・アオキ・パリ・青木定治(パリ・洋菓子)


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