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JA青年部盟友の「座り込み」スタート  JA全青協

 10月26日に東京・日比谷野外音楽堂で開催される「TPP交渉参加に反対し日本の食と暮らし・いのちを守る全国決起集会」を前に、JA全青協(全国農協青年組織協議会)は25日夕方から東京・永田町の国会前で参加反対活動の一環として「座り込み」を始めた。
 全国からJA青年部盟友約100人が参加。26日朝まで夜を徹してTPP参加反対を広く訴えていく。

JA全中の村上光雄副会長 座り込みは午後4時30分にスタート。
 JA全青協の牟田天平会長は「今、政府は国民議論もないままTPPへの参加を急いでいる。これに対して農業団体のみならず、医療団体なども反対の輪を広げている。TPP断固阻止に向けがんばっていこう」とあいさつ。
 JA全中の萬歳章会長もかけつけ「われわれJAグループは農業を壊滅させるTPPには断固反対をしている。明日の集会には広範なみなさんと反対の決起集会をする。日本医師会から連帯のあいさつもある。まさに国のありよう変える大変な問題。まさしく情報開示をして国民が議論をしてきちんと判断するということが本当の姿ではないか。集会では総意を結集して国民に届けるようがんばりたい」と呼びかけた。。
JA青年部盟友の「座り込み」スタート また、JA全中の村上光雄副会長は「これまで政府が進めてきた貿易自由化にずっと協力してきて、今、われわれは体に身につけているのはパンツ一枚で震えているような状況だ。TPPは例外なき関税撤廃で体につけているものは全部脱いでしまえ、いくら寒かろうが知ったことではないというもの。われわれは最後の砦を断固守っていかなくてはならない。そうでないとわが国農業はだめになり農村は崩壊する。何よりも国土の隅々まできちんと農業者が農業を営んで暮らしていることがいちばんわが国にとって大事。そのためにもTPPには絶対に反対して将来に向かってがんばっていこう」と訴えた。
JA青年部盟友の「座り込み」スタート 国会議員も激励に訪れたほか、JA全青協の理事や各県代表者が続々と決意を表明。「われわれの胃袋は誰が守っていくのか、食卓は誰が守っていくのか」など、それぞれが力強く思いを訴えた。
 JA全青協は、明日の3000人集会前には、日比谷公園から銀座までのトラクターパレードと街頭宣伝活動も行う予定だ。

(写真)上:JA全中の村上光雄副会長

(2011.10.25)