農政・農協ニュース

農政・農協ニュース

一覧に戻る

農作業無人化など 農研機構が19件を新規課題に

 農研機構生研センターは、革新的農業機械・技術の研究開発を通じて生産性の向上、食の安全・安心、省力化、環境負荷の低減や農作業安全などの推進を図っているが、今回は新規課題として次の19件を開始することを決め、4月17日発表した。

 新たな研究課題19件のうち5件は第4次農業機械等緊急開発事業で、あと14件は基礎基盤研究である。5件について、その目的などをみてみた。
 (1)高精度直線作業アシスト装置の開発=トラクタに後付け可能でほ場での直進作業を自動制御する装置の開発により、未熟練者でも高精度な作業を可能とし、オペレータの負担軽減や雇用経費の削減を図る。
 (2)中山間地用水田栽培管理ビークルとその作業機の開発=小区画ほ場の耕うんから立毛中の管理作業までを行うことができる水田用栽培管理ビークルならびにその作業機の開発により、作業の軽労化を図り、中山間地における耕作放棄地の増加を抑制する。
 (3)エアアシスト式静電防除機の開発=栽培施設内で手散布並みの防除効果が得られる無人防除機を開発することにより、農薬使用量の大幅減および散布作業の無人化による軽労化や農薬被曝の回避を図る。
 (4)茶の直掛け栽培用被覆資材の被覆・除去装置の開発=茶を遮光資材で直接被覆する栽培法が近年増加しているが、手作業による被覆・除去作業が重労働であるため、小型の被覆作業アタッチメントを開発し、省力軽作業化と収益性向上を図る。
 (5)乗用管理機等に搭載する水田用除草装置の開発=現行の機械除草機は、歩行型では作業負担、乗用型では軟弱ほ場での作業性に問題があるため、小型軽量タイプのものを開発することにより、除草効果の向上と作業負担の軽減を図る。

(2012.04.26)