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浅野茂太郎氏が新会長に「消費の減少基調に歯止めをかける」 Jミルク

 日本酪農乳業協会(Jミルク)は5月29日に平成24年度通常総会を開いた。任期途中で辞任を表明した高野瀬忠明氏に変わり、浅野茂太郎氏(日本乳業協会副会長、(株)明治代表取締役社長)が新会長に選任された。

総会後の会見に望む浅野会長ら(左から)前田浩史専務理事、浅野茂太郎会長、高見裕博常勤理事 Jミルクは21年度から組織と事業の改革をすすめてきた。24年度からは新たな事業をスタートし、一般社団法人へと移行する25年4月1日からは新組織として再スタートする方針だ。高野瀬氏は「事業改革の道筋をつくることができた」として5月17日の理事会で辞任を表明。この日の総会で正式に退任し、後任として浅野氏が会長に選ばれた。
 浅野氏は「Jミルクは生産者、乳業メーカー、販売流通というサプライチェーンのすべての代表が集まっており、ほかの業種にはない団体だ。90年代半ばから続く乳製品の消費の縮小基調に歯止めをかけるため、酪農乳業界全体で議論し具体的な課題解決をすすめていきたい」と抱負を述べた。
 そのための具体的な活動として、「牛乳乳製品の多様な価値に光をあて、消費をのばしていきたい」とした。Jミルクでは今年3年ぶりに「牛乳月間」の全国的なイベント活動に取り組む。
 一昨年の口蹄疫、昨年の東日本大震災と2年連続で災害に見舞われたため大規模な開催を見送っていた「牛乳月間」だが、今年は埼玉、大阪、愛知で「おいしいミルクセミナー」(日本乳業協会主催)、東京、大阪でJミルク主催のシンポジウムを行うほか、全国35の乳業工場で一般消費者向けの見学会を実施する。
 また、乳製品の価値向上については、「乳の社会文化ネットワーク」、「牛乳乳製品健康科学会議」、「牛乳食育研究会」の3団体からなる「乳の学術連合」と連携して、一般消費者や教育関係者に向けた牛乳乳製品のアピールや牛乳をテーマにした食育活動などを推進する予定だ。
 総会では、浅野氏のほかにも、中野吉晴氏(日本乳業協会会長)、宮原道夫氏(同副会長)の2人が新たに理事として選任された。

(写真)
総会後の会見に望む浅野会長ら(左から)前田浩史専務理事、浅野茂太郎会長、高見裕博常勤理事


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