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【JA全農畜産事業部特集】 2015年にパナマ運河が拡張

 米国ニューオリンズから日本への輸送にはパナマ運河を通過する。このパナマ運河は通航量が限界に達しつつあり、滞船も常態化し今後の本船の大型化に対応できていない。
 そこで開通(1914年)100周年事業として拡張工事が行われることが決まり、2015年には完成する見込みとなっている。

 拡張されると現在の制限船長約290mが約360mとなるほか、船幅や深さも広がる。このため世界では大型船(ポストパナマックス)の建造が進められているが、問題となるのはその大型船が入港できる港湾の整備だ。
 世界の主要港湾はすでに拡張されている。日本でも大型船化の流れを見据え、穀物、鉄鉱石、石炭などの物流に対応する大水深港にするための「国際バルク戦略港湾」を整備する国の政策が進められていく予定となっている。

パナマ運河。点線部分が拡張される

(写真はパナマ運河。点線部分が拡張される)


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